製本のプロの方をお招きしての講座です。
タテ約4.5㎝×ヨコ約3.5㎝の豆本を作ります。
10月14日、新小路にあります百々活版の西沢先生を講師にお迎えし「豆本を作ろう」を開催しました。今回作る豆本はタテ約4.5㎝、ヨコ約3.5㎝の大きさで、また、講座時間もいつもより少し短い1時間ということで、本の中身の部分はあらかじめ先生がご用意してくださったものを使い、講座では表紙まわりを作る作業と、作った表紙を本の中身と合わせ本の形にする作業をしました。
まずは本の外側になる布に、背表紙・表紙・裏表紙の芯になる厚紙を貼っていきます。厚紙を貼る位置をゲージ等で測りながら、のりとボンドを合わせた接着剤を筆で丁寧に塗って貼っていきました。
その後は本の中で一番力が加わる場所、背表紙を補強していく作業です。本の中身に見返しを付け、その背表紙にボンドを塗り、しおり紐・花巾・寒冷紗・クーターと呼ばれるパーツを順に貼っていきます。初めて聞く単語がたくさん出てきましたが、その都度それがどのパーツかを先生が教えてくださったので、皆さん間違えることなく作業を進めていました。
ここまで出来たら本の中身は完成です。最後に表紙と中身をくっつけて豆本の完成です!
細かい作業が多かったのですが、皆さん、集中して丁寧に作業していました。完成した作品を見ながら「可愛くできた!」「楽しかった!」と笑顔が見られて、スタッフ一同嬉しく思いました。
西沢先生、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。